トルネードエースで焙煎!

年末も近づいた12月半ば、1泊二日で伊勢崎まで出張してきました。目指すはIC電子工業さまと直営のコーヒー店である語洲燈コーヒーです。
一昨年のSCAJ以来、多くの焙煎機で焙煎を試したり、実際に焙煎されたコーヒーを飲んで味比べを行いました。焙煎機は本当に色々あります。手探りのスタートでしたが、最初に幾つか条件を置きました。
①小型機であること:小さな店ですから、一度に沢山焙煎する状況だと、スーパーとかで売っている豆と同様、焙煎後時間が経った豆を売ることになります。
②味が良いこと:これは言うまでも無いことですが、やはり強力な熱量で一気に焙煎しないと、コーヒーの味や香りは落ちてしまいます。
③できるだけ省力化:原則、夫婦二人っきりでやる店です。一人が掛かりっきりで焙煎するとなると、店が休みの日に焙煎したりしないといけません。焙煎し立てのご提供が難しいし、休みも欲しい。
もちろん、こうした条件に加えて、焙煎機の費用も大事です。当初はaillio BULLET R1という機種に絞り込んでおりました。小型機ですが、IHヒーターを搭載しており、美味しく焙煎できます。値段も手に届く範囲。少し手間を要するし、ある程度は纏めて焙煎しないといけないけど、仕方ないかと。全自動の熱風焙煎機だと少量で手間も掛からずに焙煎できることは知っていましたが、何しろ凄い高価。味もやはり有名なギーセンとかが採用する半熱風式が味のバランスが良いと感じていました。
そこで出会ったのがとある熱心な営業マン。人生は本当にご縁だと思います。結局、ご紹介しているIC電子工業さまの最新鋭小型全自動焙煎機トルネードエースを導入することにしました!既に1年ほど前のことです。遂にトルネードエースが販売開始となりました。全自動の熱風焙煎機ですが、大きな釜の輻射熱もあり、半熱風式のようなバランスの良い味わい。直火の熱が入らない分、よりクリアな味わいも併せ持ちます。100グラムから10分以内で焙煎が可能。問題は値段でしたが、ここもクリアできました。焙煎機に関しては120%の着地点を実現できたと思っています。もはや無理と考えていたことが実現できそうです。
家で小型焙煎機で焙煎していた豆をたくさん持参して、実際に焙煎してきました。同じでは困りますが、やはり家の焙煎機で焙煎した味とは天と地ほど違いました。浅煎りに焙煎しても、キッチリ火が通っているので、生臭さや酸味が全くありません。自信を持って浅煎りや中煎りをお勧めできることを確認しました。ある程度焙煎度合いを上げないと生臭さや酸味が強くなるのですが、焙煎度合いを上げると、苦みが出て来ます。苦味も酸味も感じないコーヒーの良い香りと旨みが楽しめます。もちろん、カフェオレやエスプレッソ用にはより深い焙煎が可能です。
残るはグラインダーと焙煎した豆の扱いです。悩みは尽きない...。
こちらYouTubeにアップさせて頂きました。トルネードエースという焙煎機がどういうものか、是非、ご確認下さい。
ご一読有難うございました。

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