%アラビカ

8月の最終週、日曜日から関西に出張してきました。元々は3泊する予定でしたが、台風の影響が懸念されたので、2泊に短縮して戻って来ました。安曇野から京都までは4時間強、あっという間です。京都に宿を取り、京都で気になっているカフェの視察や神戸阪急に新たに店をオープンされたムジカティーさまの代表へのご挨拶等をして参りました。
こちら京都東山二年坂にある%アラビカさん、虎ノ門ヒルズにも新たに店が開店するなど、話題のお店です。当店が導入するIC電子製のトルネード焙煎機で焙煎を行っているとのことで、興味を持っておりました。日本人はほとんどいません。笑。京都観光の一環になっているのでしょうか、訪日観光客で溢れていました。豆の種類は10種類ほどしかありませんでしたが、趣味・品質の良い品揃えでした。グァテマラのナチュラルの綺麗な豆がありましたので、焙煎をして頂きました。焼き上がり200gで1,400円。驚くほど良心的な価格でした。
2~6の焙煎度のどれにしますかと、トルネードの場支援度の数字そのものを聞かれたので、浅めのハイを期待して3でお願いしましたが、しっかり火を通さないと火の通りが悪いグァテマラが綺麗に膨らんでいました。流石トルネードというすっきりした味わい。今の家庭用焙煎機ではこうは焼けないです。味も抜群。焼いた後、一粒だけピックなさっていました。生豆でも概ねハンドピックをなさっているだろうなという見た目でした。流行っているのは良い豆を丁寧に扱っており、価格も良心的だからだと実感しました。
他方、エスプレッソ系の各種ドリンクとドリップは価格が高めですが、量は多いというメニューになっており、ドリップは好みよりもかなり濃度が高かったです。ただ、やはりそこいらのカフェでは飲めない立派なお味。鮮度の良い豆を使っているからですね。勉強になったことの一つは、これほど小さな店でもページャーを導入していたこと。フードコートとかで渡されるベルです。大変高価ということでも無いので、導入を決定しました。カフェスタイルでは必須だと理解しました。
世界的な流れでもある浅煎り系のコーヒーですが、やはりこうした焙煎機でないと、ただ生臭いだけになってしまいます。本来シティ以上の焙煎度で飲まれていたグァテマラも、ミディアムやハイで焼けるとなると、楽しみ方が変わってきます。香りを楽しむ世界的な潮流を日本でも成り立つようにしているトルネード焙煎機の真価を再認識することができました。

先週はわざわざ伊勢崎本社からIC電子さんが建築中の当店に現場確認をしに来て下さり、トルネード焙煎機の排煙のための煙突の高さなどを確認して下さいました。自らも美味しいコーヒーを楽しめるのが待ち遠しいですが、コーヒーの新たな視点というか、楽しみ方をご提案できることを期待しております。
本日もご一読誠に有難うございました。

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