かねみつ漆器店さま、深澤彰文さま工房を訪問

外で食事をすることが大好きです。何度も訪れた白馬では、白馬東急ホテルさんやラ・ネージュさんに良く宿泊したのですが、テラスで食べるブッフェの朝食が大好きでした。山で食べることやバーベキューが美味しいと感じるのと同じでしょうか。ブッフェの多くの料理の匂いが交じり合った淀んだ空気感が苦手です。相当寒くてもテラスで食べたがるので、ホテルの方に迷惑を掛けてしまっております。
安曇野の爽やかな空気を感じながら、毎日朝食を食べたいな、冬場ならモルゲンロートも見えるだろうななどと考えている内に、お店も外をメインにしたいなと考えるようになりました。ちゃんとした店内で飲食したいと考える人が多いだろうとも思うので、賭けでもあるのですが。
景色の良いテラスでノンビリして頂くためには、やはりリラックスできる椅子。中でも我々夫婦の好きなラブチェアが良いなと。かみさんによると、ラブチェアなら喧嘩してても、何となく気持ちが和らぐそうです。ネット検索で調べたところ、少し高価なのですが、居心地の良さそうなラブチェア(下のJoy easy seater 2P)を発見。高価でもあるので、実際に座り心地を確かめたいなと思って、会社を調べたら、何と塩尻の会社さま。地元の物にこだわりたいと思っているので、渡りに舟です。

かねみつ漆器店さまカタログより抜粋

今回の長期滞在で早速行って参りました。木曽路を下り、有名な奈良井宿の少し手前にこちらはありました。驚いたことに、営業担当の方だけでは無く、イケメンの社長さま、品の良い社長のお母さまもお出迎え頂けました。しかも戸惑うほどの大歓迎。何だか親戚の叔母さんの家に来たような雰囲気。営業担当の方と真面目に商談をしている横で、かみさんとお母さんが大騒ぎ。何だか意気投合してる様子。美味しいコーヒーまで出して頂いたのですが、こちらのカップがまた素敵。かみさんは白磁が好きなので喜んでいましたが、旦那は飲みやすさにビックリ。猫舌なので、分厚いカップは苦手なので、薄いカップが好きなのですが、熱くない!こちらを焼いておられる深澤さまの工房に行けとの仰せ。また、昼飯に塩尻駅近くの「そば屋しみず」さんが品切れになるので、早く行けとのこと。後日の商談をお約束し、早速、両方伺いました。
昼食を終えて、店で待っていると、走ってきた方が深澤さま。車で後ろを付いて来いと仰るので、車で工房に伺いました。あー、これは良いわ。どれも品のある感じ。釉薬ありと無しを作陶しておられますが、釉薬無しが好みかな。作られたことは無いとのことでしたが、マグカップの制作も引き受けて下さるとのこと。

深澤さまの窯の様子

ということで、無理やり安く分けて頂いた訳ありのカップで、毎日コーヒーを飲んでおります。
手も唇も熱くないし、意外にコーヒーの黄ばみも出ない。耐久テスト中です。お店で使うと割るだろうな、紙のように細い縁は欠けるだろうな、高価だなという思い。他方、最高のカップでコーヒーを出したいな、カフェオリジナルマグカップとかカッコいいな、コーヒーの味を良く感じるなという思い。日々戦っております。
この年になると、ダメな時は何をやってもダメ。良い時はドンドン攻めるべき。ご縁を何事も大切にすべしということは分かっています。色々なご縁を頂いて、移住・開業に向かっている今。焙煎機やジェラートマシン等も検討中です。こだわりすぎた結果、コーヒーのご提供価格が高くなりすぎても困りものです。開業準備費用総額とにらめっこしつつ、何か良い戦略は無いかと思案中です。



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