3泊4日の東京出張。前日夜にホテルに入り、翌朝からイタリアの老舗ジェラートマシン会社であるカタブリガの総代理店さんのショールームを訪問しました。ジェラートマシンの説明と製造体験をさせて頂きました。
ジェラート好きの我々夫婦。正直美味しいお店は少ないです。実名を出すと、大町の花彩さん、久美浜のミルク工房そらさんが双璧です。あと、開田高原アイスクリーム工房さんのとうもろこしジェラートも忘れ得ぬ味です。家でもデロンギの家庭用ジェラートマシンで作ってます。
大好きなものはお店でも出したいなと。何よりもミルクと果物の美味しい場所ですから。アフォガードはコーヒーとの相性も大事ですしね。ただ、ふんわり美味しいジェラートを出して下さるお店は、やはりイタリアのメーカーの機械を使っているようです。
ジェラートは衛生面が何故か非常に厳格で、入れるフルーツを次亜塩素酸で消毒しないといけないとか、カップの蓋は機械でしないといけない(手はダメ)とか、恐ろしく規制があります。味を保つためには乳化安定剤とかも入れないといけない。そのような意味不明な規制もある中で、美味しいアイスクリームを提供して下さるお店は大変です。そうした規制を守りつつ、最高に美味しいジェラートをご提供するためにどうすれば良いか、調査・検討中であります。
体験したマシンは全自動でした。製造技術は全く不要です。フワフワの最高のジェラートが出来上がります。ミルクの香りの良いジェラートだったので、どこの牛乳か聞いたら、近くにあるイオンのパック牛乳だそう。脂肪量を計算しつつ、美味しいレシピを作る。中でも色々な糖類を混ぜる配合が秘伝のようです。こうしたジェラートマシン会社がその秘伝を教えて下さり、原料も提供して下さるという有難いシステムになっているようです。また、大量に作ったジェラートは、すぐに冷凍庫に入れても溶けてしまうとのことで、急速フリーザーでの急速冷凍が必要になります。それで、口当たりを柔らかくするために、練ってから提供して下さるんですね。空気をたくさん含んでいる出来立てが最高に美味しいのですが...。今回、比較試食もしました。
当日利用した機械ですが、殺菌を行うためのパスチャライザーと固めるためのフリーザーの一体型で約500万円です。急速冷凍用の急速フリーザーも必要です。本格的ジェラート屋さんで、たくさん売らないといけません。ちょっとというか全然無理です。投資を抑えつつ美味しいジェラートを作ってご提供する。できれば、乳化安定剤や次亜塩素での殺菌も避けたい。できたてフワフワをご提供したい。無理なようですが、実はそれが可能な解決策を得ています。来月は、また東京に来て、その調査を行う予定です。
製造体験の様子をYouTubeにアップしました。是非ご覧下さい。
ご一読有難うございました。
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