SCAJに出掛けた最大の目的と言っても良いかも知れません。巷で大評判の焙煎機で焙煎体験をして参りました。こんなに小さいのに1kg焼けるという焙煎機。IHを利用して高熱量。操作も容易という新時代の焙煎機です。
自家焙煎をすると良く分かるのですが、焙煎したての豆は荒々しくて、味が出ない感じです。浸漬式なら何とかって感じ。3日目くらいからは飲めます。味は弱い。1週間ほど経った頃がお勧めだと思います。2週間経つと、味はありますが、香りは飛んでいきます。昔のように、スーパー等で200g買って飲むとしたら...流通過程で2週間は過ぎているのではないかと思います。
今、コーヒー好きは焙煎したてを少しずつ買って、変化を楽しみながら、飲み頃の内に飲み切るそうです。動画で最初に映したNOVOのような全自動マシンが流行です。豆をお願いしたら、15分ほどで焼きあがるという寸法です。昔ながらの大きな焙煎機で焼き上げる時代は終わったのかも知れません。大きな釜でゆっくり焼き上げると、豆は綺麗に焼き上がり、ムラもありません。でも、香りはかなり抜けます。短時間で焼き上げるのが今の流行のようです。見た目は少し焼きムラが出やすいです。小さなカフェでは、3日毎くらいに焼いて、新鮮な香りをご提供したいなと。
こちらのIH焙煎機を第一候補に考えています。短時間でも焼き上がりは綺麗だし、飲んでみると、風味もバッチリ!
ただ、カフェ経営は蟹工船みたいだという人が多いです。労多くして儲からないと。それを補えるのが豆の販売だそうです。東京や京都では、そういうお店がたくさん開店して、盛業のようです。でも、頑張っても東京のように、多くの人が買いに来て下さるとも思えないです。NOVOは300万円します。とても無理です。
SCAJではとある焙煎機メーカーさんとも打ち合わせをさせて頂きました。そちらの会社さまが悩みを解消して下さると嬉しいのですが。開店までまだ時間があるので、悩む必要がありそうです。YouTube動画をアップしました。力作ですが、焙煎に興味の無い方は退屈かも知れません。拙い知識で用語解説等も行いましたので、いつも飲んでいるコーヒーがどうやって生まれているのか、ご興味のある方は是非ご覧下さい。
ご一読有難うございました。
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